しがない職員のシュワワのワ

しがない職員が綴る、1話1分ブログ。

樽井藤吉の言葉—『大東合邦論』より

明治・大正期の政治運動家、樽井藤吉(たるいとうきち)の

主著『大東合邦論』(1893年)には、以下のように記されている。

 

「日韓もともと親密の交わりあるも、

依然として対峙し協力為らざれば、

再び兵馬相見ゆる変無きを保たざるなり。

顧みるに、両国の前途は千里よりも遠し。

近き者、相親しむは天理なり。

是非とも、一歩進んで速やかに和合親密の成果を挙げ、

以て子孫に至る永遠の幸福を求めるべき。もし大勢を察せず、

両国の将来を慮らず、瑣瑣たる事情に拘泥して、

久しく安らかに治める政策を講ぜざるは、

志や仁徳のある士の敢えて取らざる所なり。

両国の政を為す者は、深思熟考しないでいられようか」

               (原文は漢文、一部記者訳)

 

今から120年以上も前に記された樽井の言葉、

近き者、相親しむは天理なり」が、

現代の我々にも響くのは、

それがまさに「汝の隣人を愛せよ」という

天の普遍なる教えに他ならないからではないだろうか。 

 

「相親しむ」べきは、何も日韓両国だけに限らない。 

「瑣瑣たる事情に拘泥」して、「近き者」と相反することのないよう、

そのことで“天理”に反することがないよう、

各自が日々、「深思熟考」すべきであると肝に銘じたい。

(2015年2月20日)