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しがない職員のシュワワのワ

しがない職員が綴る、1話1分ブログ。

「白ゆき姫殺人事件」

昨夜観た映画「白ゆき姫殺人事件」(原作:湊かなえ)は、

私にとって、大変時宜を得た作品でした。

 

長野県で「白ゆき」という石鹸を製造している会社の美人OL が殺害される。

容疑者として浮上したのが、事件発生直後に失踪した同僚の女性だった…。

ツイッターで情報発信を行いながら容疑者を追うテレビ局のディレクター…

取材を重ねる内に、浮かび上がる容疑者の奇妙な過去…。

一見、ありきたりなサスペンスのようですが、

ツイッターをはじめとしたネットへの"個人情報"発信の問題と、

マスコミによる情報(印象)操作など、

現代の世相をえぐり出すような内容に、

湊作品の人気の秘密が伺えました。

また、作品中に登場する容疑者の"親友"の女性。

ネットで噂され始めた容疑者を擁護するため、

"善意"から彼女の名前や出身校などの個人情報を発信してしまう。

善意による行いが、ネットを媒介にする時、

思いも寄らない結果に繋がってしまうことは多々あります。

私たちも、相手のことを思って行っているようで、

実は、相手の立場にまで立って考えられていないということが、

往々にしてあるのではないでしょうか。

良かれと思ってしたことが、かえって人を傷付け、

人との溝を深めてしまう…

そんな誰にでも起こり得る、いや既に起こしてしまっている

"善意"や"ネット"での情報発信を巡る問題など

改めて考えさせられる映画です。

最後に明かされる意外な"犯行動機"などもある意味恐ろしいのですが…

夫婦揃って鑑賞出来る作品です。

Check it out!

youtu.be

(2014年10月6日)