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しがない職員のシュワワのワ

しがない職員が綴る、1話1分ブログ。

社会的ボンド理論?

家族・家庭

「ボンド」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?

ジェームズ・ボンドを思い浮かべる方もいるだろうが、

小学校時代からの「木工用ボンド」を思い出す方も多いはずだ。

さすがに、アメリカの社会学者トラビス・ハーシの
「社会的ボンド理論」をご存知の方は、そう多くないだろう(苦笑)。

なぜ多くの人は犯罪を行なわないのか」という視点から
ハーシが提唱したボンド理論によると、
犯罪を抑制する4つの「社会的ボンド」があるという。

①「愛着のボンド
 ー両親や教師、雇用者に対する愛情や尊敬の念を指し、彼らに迷惑を掛けたくないという気持ちが非行や犯罪を抑制するというもの。

②「努力のボンド
 ーこれまで努力して手に入れた社会的な信用や地位を、犯罪にともなう利益喪失と比較し衡量した上で、非行や犯罪が抑制されるというもの。

③「多忙のボンド
 ー合法的な活動に関わり、非行や犯罪に陥る時間がないこと。

④「規範意識のボンド
 ー社会のルールに従わないといけないという意識であり、非行や犯罪に罪の意識が強い場合は抑止されるということ。

 (『ヤクザになる理由』廣末登 著より一部抜粋)

以上、非常に当たり前の話で、親からろくに愛されず、

特に努力もせず、暇を持て余しているような人間は、
非行に走りやすいというのは容易に想像が付こう。

また一時期、どんなに多忙で努力していたとしても、
「愛着のボンド」が弱ければ、環境や機会の変化によって、
簡単に流されてしまうかもしれない。

やはり、「社会的ボンド」の始発であり、

根本となるのが「愛着のボンド」、
特に両親からの愛情に他ならないだろう。

木工用ボンドが固まるのにある程度の時間を要するように、
親からの愛情のボンドが、その効能を発揮するのも、
数年から十数年後になるかもしれない。

しかし、我が子の学校生活や友人関係といった

親の目の届かない所で、確かに我が子を守るのは、
目には見えない愛情のボンド、
親からの愛の接着力に違いない、と信じたいものである。

(2016/7/21)